【マイクラ】エンドラRTAとは。世界や日本の記録とルール、使用バージョンを解説【Minecraft】

マインクラフト(マイクラ)はさまざまな楽しみ方ができるゲームですが、「エンドラRTA」に挑戦するYoutuberを見たこともあるでしょう。

この記事では、エンドラRTAとはなにか、2024年12月末時点での世界記録や日本記録、どんなルールで行われているのかを解説しています。

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エンドラRTAとは

まず、「エンドラ」とはエンダードラゴンのこと。マイクラのボスと言える存在で、サバイバルモードではエンドラを倒すことが大きな目標となります。

続いて、「RTA」とは「Real Time Attack」のこと。ゲームを開始してから、決まった目標を達成するまでの時間を競う遊びです。

つまり、エンドラRTAとは、ゲームを開始してからエンドラを倒すまでの時間を競う遊びのことを指します。


さまざまなルールでタイムを競う

RTAは、さまざまなゲームで行われているユーザー主導の楽しみ方です。いいタイムを出してもあくまで名誉だけではありますが、より公正な方法で争うため、「Speedrun.com」というサイトで、記録の登録や承認、ランキングの更新を行うことが一般的です。

なお、ひとつのゲームでもさまざまなルールでRTAが行われています。例えばマイクラでも、統合版とJava版は分けられていますし、特にRTAが活発なJava版では、

  • バージョン1.16以上でランダムシード、グリッチ利用なし
  • バージョン1.16以上で固定シード、グリッチ利用なし
  • 全進捗達成(バージョンごと)

などのルールがあります。

なお、記録の登録には、プレイ動画のアップロードやMOD利用の可否、設定など細かい条件が決められていますので、参加する際は事前にチェックしておきましょう。

実力と知識、運のすべてが必要

マイクラのRTAでもっとも活発と言えるのが、「Java版のバージョン1.16以上でランダムシード、グリッチ利用なし」です。エンドラRTAと呼ぶ場合、こちらを指すことがほとんどです。

2024年12月現在の世界記録は、イタリアのプレイヤーが記録した7分1秒です。日本記録は8分58秒です。登録者120万人超えのYoutuber、おんりーさんもエンドラRTAの元日本記録保持者です。

ここまでの記録を出すのは簡単なことではありません。エンドラもベッド爆破で倒すことが最低条件となりますし、道中でも無駄な動きは許されません。

そしてなにより、ランダムシードですので地形に恵まれることも非常に重要ですし、アイテムのドロップ運も必要になります。

実力と運、知識のすべてがそろわないと記録は伸びないため、エンドラRTAで記録更新を狙うプレイヤーは、何度も何度も繰り返しプレイして、己の限界に挑戦しているのです。

1.16.1が人気の理由は?

Speedrun.com」のランキングを見ると、各プレイヤーがどのバージョンで記録を残しているかも見ることができます。

「Java版のバージョン1.16以上でランダムシード、グリッチ利用なし」のランキングを見ると、ほとんどのプレイヤーが1.16.1を使用していることが分かります。なぜだか分かりますか?

Minecraft: Java Edition(Speedrun.com)

それは、「ピグリン交易でエンダーパールが集めやすいバージョンだから」です。

ピグリンに金インゴットを渡すとさまざまなアイテムがもらえるピグリン交易は、バージョン1.16で導入されました。それ以降のエンドラRTAでは、エンダーパールを集めるにはピグリン交易が最速であるとし、多くのRTAプレイヤーが採用する手順となりました。

しかし、バージョン1.16.2においてピグリン交易に調整が入り、それまでのバージョンよりエンダーパールが集めにくくなったのです。

そのため、このルールのエンドラRTAでは、エンダーパールが集めやすく安定したバージョンである1.16.1を採用するプレイヤーがほとんどです。

まとめ

エンドラRTAは、マイクラのサバイバルモードにおけるプレイヤーの実力を示す遊び方のひとつです。

世界中に参加者がいますので、自分はどれくらいの実力なのか試してみるのも面白いでしょう。